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2017.07.17

日本臨床歯周病学会第35回年次大会(大阪)に参加して

 皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
当地札幌は7月7日から4日間連続の真夏日を記録し、これは7月上旬としては125年ぶりとか (◎_◎;)
その後も30度を超える暑さが続いていましたが昨日の雨でようやく一段落、今日は一日過ごしやすく
また私自身この三連休は珍しくほぼオフ状態ですので、半年ぶりにブログを更新しています (⌒_⌒; タラ~

去る6月24日、25日、大阪国際会議場で行われた日本臨床歯周病学会第35回年次大会に参加してきました。
今年のテーマは「Save Teeth!Save Implant」でしたが、各支部選出の一般演題を除く基調講演、シンポジウム、
特別講演はほぼインプラント周囲炎への対応という話でした。
また一般演題においてもほとんどのケースはインプラントもしくは再生療法(もしくは両方)の症例で、
まあ時代の潮流といえば聞こえは良いのですが、私たち一般開業医が普段地道に行っている診療とは
どんどんかけ離れてきているな~というのが素直な感想でした。
発表された一般演題においては、簡単に真似のできない高い技術を持っている一方で、「果たしてここまでの
処置がこの患者さんに本当に必要なのかな~」と、術者の見立てに疑問を抱くケースも散見されました
(あくまで個人的な感想です  )。

どういう治療をもって患者さんのためというかは議論の尽きないところではありますし、患者さんにとって最善と
考える治療を提案する術者においても治療に対する考え方、価値観は違います。歯を残す治療よりもインプラント
の方が得意であれば、どうしてもインプラントでいう傾向が強く出ることは残念ながらあるとは思います。

患者さんが本当に望む治療をできるだけ実践できるよう、結果を出すことのできる引き出し(治療のテクニック)を
多く持ち合わせておくことはやはり必要ですので、より一層修行に励まねばとの思いをあらためて持った二日間
でした。今年は個人的には発表のない学会参加でしたが、来年の広島、そして再来年はここ札幌で年次大会が
開催されますので、どこかで発表のご指名がくるかもな~とも思っています。

ところで大阪は本当に久しぶりで、4才から6年間住んでいた元大阪人としては懐かしく、通天閣、大阪城、
天王寺動物園にも今回人知れず学会を抜け出して足を延ばしました(^0^)/*
実は通天閣に登るのは生まれて初めてで、中で撮影された写真は記念に購入しました。

 通天閣登頂記念写真

手には昔懐かしいグリコ(一粒300メートル!)、チョコボール、チキンラーメンのおみやげが・・・
グリコのおまけは当時母親が趣味のように集めていました(そのため随分甘いおやつを食べさせられました、笑)
キョロちゃんの金のエンゼル、銀のエンゼルも集めて応募したっけ、「おもちゃの缶詰、もらえるよ!」

大阪城、天王寺動物園はすっかり周辺施設が観光地化されており、全く昔の面影はありませんでした
(50年近く前だから当然と言えば当然ですね)。
大阪城には当時蛇腹のエレベーターがあり、子供心に「お城にエレベーターって、全く似合わない」
と思ったのがとても印象に残っています。

天王寺動物園は札幌の円山動物園のように、何度も父母に連れて行ってもらいました。
当時は梅田の阪急百貨店の屋上で乗り物に乗って遊び、大食堂でお子様ランチを食べて帰るのがささやかな
贅沢でした。
駄菓子屋さんで5円の当て物をやったり、自宅周辺や公園でビー玉や角メンコ、虫取り、ゴムとび、ケンパなどを
やって遊んだものです。塾もない、気の利いた遊び道具も施設もない時代でした(そういえばテレビもまだ白黒
でした。鉄腕アトムが日本で初めてのカラーと知ったのはかなり後になってからです)。

当時は長屋のようなところに住んでいて皆が当たり前に貧乏な時代でしたが、近所づきあいが密で、食べるもの、
着るものなども無駄なくおすそ分けしてささやかな幸せを共有した、心の豊かな時代であったように思います。

左:現在の大阪城周辺 右:50年前の大阪城周辺

左は現在の大阪城周辺、右は50年前
大阪城公園駅を降りると、大阪城まではいろいろな商業施設が立ち並んでいますが、
昔の写真を見ますと、記憶に残っている通り周辺には何もありませんでした。
向かって右前列が私、左は妹で私の両親と一緒に撮った写真です。

左:現在の天王寺動物園入口 右:50年前の園内

左は現在の天王寺動物園入口(夕方5時過ぎの閉館時に行ったため中を見ることはできませんでした)
右は50年前の園内です。向かって左から母、祖母、私、妹、祖父です。
今と違い小さい頃はチョロチョロしていて口も達者な子供でした。昔の通信簿を見ると必ず落ち着きがないと
書かれていました(笑)。

「光陰矢のごとし」と言いますが、振り返ると50年はついこの前のような気もします。
このブログを書くにあたり、実家で昔の写真を探しました。
幸いなことに父母とも健在で、小さい頃の写真を見ながら昔の懐かしい話をまだ一緒にできることを
あらためて幸せだな~と思った次第です(* ´ ▽ ` *)

本日のブログはここまでとさせていただき、次回は通常の根管治療では改善しない根尖病変に対して、
1.歯根端切除術
2.意図的再植術
3.歯根端切除術→意図的再植術     でそれぞれ改善した症例を供覧したいと思います。
歯根端切除術の成功のポイントはいろいろあるとは思いますが、以下の①~③には特に注意しています。
①どこで切断するべきか(必要十分な感染部の除去、切断)
②壊死セメント質や破折を見逃さない(よく観察する)
  破折に関しては根尖部に限局したもの以外は意図的再植術の適応症
③徹底した嚢胞の掻爬と根尖部の確実な封鎖(当院では15年前からスーパーボンドを使用)

詳細は次回の症例の中で述べさせていただきます

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