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2014.03.19

市民フォーラム「その歯、抜かないで!破折歯接着保存治療を公開」のお知らせ

 皆様こんにちは、なえぼ駅前歯科の大村です。
私が所属するPDM札幌主催の市民フォーラムが
4月27日(日)14:00~16:00、札幌市産業振興センターにて
行われることになりました。
テーマは昨年同様、「折れた歯、割れた歯を救う破折歯接着保存治療」です。

当日は歯科のいろいろな分野に詳しい歯科医師が集まります。
破折歯接着保存治療に関してのご質問は勿論のこと、
常日頃、皆様が歯科に関して疑問に思っていることや質問など
自由にお受け致しますので、ぜひ一度ご参加いただき
ご自分の大切な歯や歯の治療に関して、ご理解を深めていただければと思います。

市民フォーラムのご案内

尚、事前登録制になっており、定員は会場の関係で90名ですので、
ご興味のある方は早めにお申し込み下さいますようお願い致します。
定員となり次第、締め切らせていただきますのでご了承下さい。
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2014.03.18

重度歯周病に再生療法と歯牙移植を応用したAさんの12年後

 3月も半ばを過ぎ、ようやく積もっていた雪も溶けてきて、
春の兆しを感じさせる今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。

突然ですが、先日ETCを取り付けました。
え? 何を今更?の感なのですが(笑)、オートバックス工賃コミコミセットを
ネットで申し込み、後日電話で取り付け日時を決めて、当日は1時間もかからずに
取り付け作業完了となりました。

ETCカードもどのカードがお得かをネットで調べて、ネットで申し込みました。
ネット検索すれば高速道路のETC割引率などが詳しく調べられ、例えば道内、
札幌⇔室蘭だと高速で4回往復すれば、ETC取り付け代分の元は取れるなとか(笑)
わかるわけです。

また高速バスやJRの時刻表を調べて、かかる時間、運賃などを車で行く場合と
即座に比較することもできます。

昨今のネット社会、今更ながら本当に昔に比べて便利になりました。
しかしながら反面、多くの情報が入ってくる時代でもあり、時には意図的に
コントロールされながら入ってくることもあります。

このめまぐるしい時代、時流を把握することは勿論大切なのですが、
情報に流されない確かな目、考えを持つということも大切であると、
この狭い歯科業界を見ていても感じることがあります。

 今日は、本日メインテナンス来院されたAさんのお話をさせていただきます。
Aさんは平成14年に来院され、早いもので12年のお付き合いになりました。
初診時左下奥を除く(左下奥の大臼歯2本はすでに抜歯されていた)臼歯部は、
重度の歯周病に罹患していました。

初診時レントゲン写真

上顎の左右に智歯(親知らず)があり、歯周病に罹患しているドナー歯では
ありましたが、右下、左下奥にそれぞれ歯牙移植を行い、インプラントではなく
ご自分の歯を有効活用することを考えました。
また右下奥と左上奥はエムドゲインという再生材料を用いた歯周外科処置を
行いました。

初診から12年後の現在です。

初診から12年後の現在

本日のメインテナンス時、Aさんに「治療終了になられて早いもので10年になりました」
「まずは10年、トラブルのない治療と申しあげましたので、最低限の義務は
果たせたかと思います」と私の素直な気持ちを申しあげましたところ、
「治療の結果には非常に満足しています」と予期せぬ望外な言葉を掛けて下さり、
一生懸命メインテナンスしてきた担当医としてとても嬉しく思いました 

初診時重度の歯周病に罹患していましたが、すべての歯を保存し、53才からの
12年間、歯を失うことなく経過しています。
ただ残念ながら、10年間全く再治療なしとは成らず、右上奥の詰め物だけは
7年目に再治療を行いました。

右上臼歯の咬耗

もともと強い咬合力(咀嚼力だけではなく、夜間の歯ぎしりなどを含む)が影響して
初診時著しい垂直性の骨吸収が見られましたので、治療終了時にはナイトガードを
お作りしたのですが、違和感が強くその後装着されておらず、加えてこの歯と噛み合う
下の修復物を、セラミックや硬い保険の金属で行ったことが、このような咬耗を
更に助長させたと考えています。

再治療時には保険の金属である金パラから、生体親和性が良く歯の磨耗に追随する、
軟らかいゴールドへと変更していただきました。

今、歯科では天然歯と見間違うようなオールセラミックが、最新の修復物、これが何より
ベストな材料というような潮流になっています。
天然歯のような審美性を有し、経年的な変色や磨耗もほとんどなく、確かに良い材料では
あるのですが、一方、このようなケースにおいては必ずしも対合歯に優しくない材料で
あることを反省点として学んでいます。

患者さんのニーズはどこにあるのか、審美なのか、耐久性なのか、歯に優しい材料なのか。
現在、私は歯科界の潮流に反して、歯に優しい、軟らかいゴールドを噛みあわせの面に
もってくることが結構あります。
確かにゴールドはセラミックに比べて審美的に見劣りするのですが、これから先
10年、20年と長く大切に使っていただきたいものですので、それぞれの修復物の利点、
欠点もよくご説明し、患者さんと十分話し合った上で決めるようにしています。

初診時と現在の口腔内

Aさんは治療終了後1~2年はプラークコントロールが安定していない時期もありましたが、
平成18年頃からはずっとプラークコントロールが良く、またメインテナンスにも
きっちり来院されており、うすいピンクの健康な歯肉からは、日々歯ブラシで磨き込んだ
真面目なお人柄が滲み出ているように思います。

私が大変な時期にも変わらず信頼してメインテナンスにきて下さり、医患協同で
プラークコントロールに励んだ結果、ひとまずの通過点である治療終了後10年を
まずはクリアーすることができました。

今後はこの状態を15年、20年と再治療なく維持していけたらと思っています。
Aさん、これからも健康で末永くお付き合いいただけることを楽しみにしています 







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