2013.08.12
「破折歯接着保存術公開」、市民フォ-ラム開催!
毎日暑い日が続きますね~
、皆さんバテていませんか?
なえぼ駅前歯科の大村です。
10日(土)、常日頃お世話になっている南区のすずき歯科クリニックで
夏祭りを開催するとのこと、午前中の診療終了後に早速行ってきました。
大きな駐車場スペースを利用し、バルーンアート(男の子には剣が人気でした)、
綿あめ、ヨーヨー釣り・水ものおもちゃすくい、おもちゃ釣り・つかみどり、
歯科用石膏を使ったワンピースのフィギュア作製などをスタッフさんがやっており、
本物のマジシャンによる手品もあったりして子供たちがたくさん来ていました!
おもしろかったですよ~、子供たちの笑顔が最高でした!
それにしてもこういう企画を考えるアイデアマンがいるものだな~と
すずき歯科のスタッフさんには本当に感心しきりです
私は小学校時代を大阪、京都で過ごし、特に京都宇治市の出店は
札幌とは違う情緒、風情がありました。当時宇治市の人口は
10万人くらいでしたし(札幌中島公園のお祭りはとにかく人、人、人ですよね)、
何せ40年以上も前のことですから・・・。
おもちゃ釣りは上の方で糸が束ねられ紙で隠されていますが、当時小学校
4年生の私は、きっと当たりはあの紙の中で切れてしまっているのだろうと
考え、おじさんの目を盗んで紙の中から止まっている糸を見つけて引き抜き、
見事に?大当たりをGETしたことがありました
隠す方も単純でまあ良い時代でした、時効ですけど(笑)。
さてようやく本日の本題ですが
、先週海外からの一時帰国ということで
破折している歯の治療を希望して患者さんが来院されました。
レントゲンをお撮りすると歯の横割れが確かに認められます。

初診時レントゲン写真
当地の歯科医師に割れの部分から下の歯根を保存しての差し歯を勧められた
そうです。また隣接する歯にも縦割れがあるとのことで、日本の歯科医師
による丁寧な保険治療がされていました。
当地の歯科医師による診断、治療方法は一般的には正しいと思います。
また日本での治療も保険診療ででき得る丁寧な治療がなされて
いましたが、30代の患者さんのこれから先の長い人生を考え
できるだけ歯を長期に保存できる最善の治療ということで、
私は、横割れの歯(不完全破折)に対しては、i-TFCファイバー
ポストとスリーブでしっかり補強しつつ、スーパーボンド(混和法)を
横割れの部分に流し込み、ご自身の変色のない歯冠部を温存する治療法
を選択しました。
また縦割れの歯に関しては、土台を除去してみると割れに起因すると
思われる根面のむし歯が認められ、むし歯を徹底除去した後、口腔内
接着法という方法で割れの部分を確実にシーリングし、同じくスーパー
ボンドを用いたi-TFCファイバーポスト(ワイヤー入り)とスリーブ
による根築1回法を行いました。

i-TFCファイバーポスト装着後
現在は長い金属ポストもご自身の歯を削る心配なく、ポスト除去用バー
と拡大鏡、超音波用チップを用いて確実に除去することが可能です。
さらに歯列不正が原因で下あごが左側(割れが入っている歯の側)に
流れやすく左偏咀嚼傾向があること、加えてブラキシズム(夜のはぎしり
など)があり、左側犬歯が年齢の割に大きくすり減ってしまっていることが、
2歯の破折を助長していると考えました。

1年後またご実家にお戻りになられた時にお会いできることを楽しみにして
当該破折歯の治療と咬耗している犬歯の充填処置を終了しました。
海外からの患者さんがホームページをご覧になり時々当院にお見えになられ
ますが、こういう出会いは本当にご縁だと思いますので、これからも患者さん
とのご縁を大切にして期待に沿える治療技術の研鑚、診療実績を積み重ねて
いきたいと思います。
ところで2013年6月1日のなえぼほのぼのブログ「破折歯接着保存法
(割れた歯を接着再植して保存する方法)の治療例」の中でもお伝えしましたように、
8月31日(土)14:00から、札幌エルプラザにて市民フォ-ラム「その歯、
抜かないで!折れた歯、割れた歯を救う 接着保存術を公開」を我々の研究会、
PDM札幌の主催で開催します。
ご興味のある方は事前登録制(定員90名)ですので、お早めにご登録いただき
ぜひ聴きに来ていただければと思います。
また年内日本歯科評論という歯科ではメジャーな学術誌に3回の連載で、
当会の破折歯接着保存治療例と活動が掲載されますので、その時にはまた
あらためてご報告させていただきます。


なえぼ駅前歯科の大村です。
10日(土)、常日頃お世話になっている南区のすずき歯科クリニックで
夏祭りを開催するとのこと、午前中の診療終了後に早速行ってきました。
大きな駐車場スペースを利用し、バルーンアート(男の子には剣が人気でした)、
綿あめ、ヨーヨー釣り・水ものおもちゃすくい、おもちゃ釣り・つかみどり、
歯科用石膏を使ったワンピースのフィギュア作製などをスタッフさんがやっており、
本物のマジシャンによる手品もあったりして子供たちがたくさん来ていました!
おもしろかったですよ~、子供たちの笑顔が最高でした!
それにしてもこういう企画を考えるアイデアマンがいるものだな~と
すずき歯科のスタッフさんには本当に感心しきりです

私は小学校時代を大阪、京都で過ごし、特に京都宇治市の出店は
札幌とは違う情緒、風情がありました。当時宇治市の人口は
10万人くらいでしたし(札幌中島公園のお祭りはとにかく人、人、人ですよね)、
何せ40年以上も前のことですから・・・。
おもちゃ釣りは上の方で糸が束ねられ紙で隠されていますが、当時小学校
4年生の私は、きっと当たりはあの紙の中で切れてしまっているのだろうと
考え、おじさんの目を盗んで紙の中から止まっている糸を見つけて引き抜き、
見事に?大当たりをGETしたことがありました

隠す方も単純でまあ良い時代でした、時効ですけど(笑)。
さてようやく本日の本題ですが

破折している歯の治療を希望して患者さんが来院されました。
レントゲンをお撮りすると歯の横割れが確かに認められます。

初診時レントゲン写真
当地の歯科医師に割れの部分から下の歯根を保存しての差し歯を勧められた
そうです。また隣接する歯にも縦割れがあるとのことで、日本の歯科医師
による丁寧な保険治療がされていました。
当地の歯科医師による診断、治療方法は一般的には正しいと思います。
また日本での治療も保険診療ででき得る丁寧な治療がなされて
いましたが、30代の患者さんのこれから先の長い人生を考え
できるだけ歯を長期に保存できる最善の治療ということで、
私は、横割れの歯(不完全破折)に対しては、i-TFCファイバー
ポストとスリーブでしっかり補強しつつ、スーパーボンド(混和法)を
横割れの部分に流し込み、ご自身の変色のない歯冠部を温存する治療法
を選択しました。
また縦割れの歯に関しては、土台を除去してみると割れに起因すると
思われる根面のむし歯が認められ、むし歯を徹底除去した後、口腔内
接着法という方法で割れの部分を確実にシーリングし、同じくスーパー
ボンドを用いたi-TFCファイバーポスト(ワイヤー入り)とスリーブ
による根築1回法を行いました。

i-TFCファイバーポスト装着後
現在は長い金属ポストもご自身の歯を削る心配なく、ポスト除去用バー
と拡大鏡、超音波用チップを用いて確実に除去することが可能です。
さらに歯列不正が原因で下あごが左側(割れが入っている歯の側)に
流れやすく左偏咀嚼傾向があること、加えてブラキシズム(夜のはぎしり
など)があり、左側犬歯が年齢の割に大きくすり減ってしまっていることが、
2歯の破折を助長していると考えました。

1年後またご実家にお戻りになられた時にお会いできることを楽しみにして
当該破折歯の治療と咬耗している犬歯の充填処置を終了しました。
海外からの患者さんがホームページをご覧になり時々当院にお見えになられ
ますが、こういう出会いは本当にご縁だと思いますので、これからも患者さん
とのご縁を大切にして期待に沿える治療技術の研鑚、診療実績を積み重ねて
いきたいと思います。
ところで2013年6月1日のなえぼほのぼのブログ「破折歯接着保存法
(割れた歯を接着再植して保存する方法)の治療例」の中でもお伝えしましたように、
8月31日(土)14:00から、札幌エルプラザにて市民フォ-ラム「その歯、
抜かないで!折れた歯、割れた歯を救う 接着保存術を公開」を我々の研究会、
PDM札幌の主催で開催します。
ご興味のある方は事前登録制(定員90名)ですので、お早めにご登録いただき
ぜひ聴きに来ていただければと思います。
また年内日本歯科評論という歯科ではメジャーな学術誌に3回の連載で、
当会の破折歯接着保存治療例と活動が掲載されますので、その時にはまた
あらためてご報告させていただきます。

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2013.08.01
積丹のブリ、いただきました!
今日は朝から暑くなく、昼休みに40分ほど外を歩いてきましたが
気持ちの良い風が吹いていました。
いよいよ8月、皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
今週4日(日)に私が所属する札幌臨床歯科研究会で、「治癒の病理」
の著者として歯科界では高名な下野正基先生をお招きする特別講演会が
行われますが、私も当日「再生療法後の治癒への疑問」というタイトルで
プレゼンを行う予定です。
臨床に直結した基礎において、常日頃感じている疑問を下野先生に直接
お聞きすることができる貴重な機会として大変楽しみにしています。
昨日もそんなことで、お昼休みや診療と診療の合間のわずかな時間を
利用しプレゼンの準備を行っていたところ、常日頃お世話になっている
たまき矯正歯科の玉木先生からお電話が・・・。
「 昨日(正確には夜中~今朝がた)積丹でブリを釣ってきたんだけど、
先生良かったらどうですか?」というお電話。
「うほ~~~、ほ~い」
「早速本日夜、伺わせていただきま~~す」ということで、
日曜日のプレゼン準備をストップし、また診療後の月末のカルテチェックと経理も
スタッフにお願いして
玉木先生のご自宅へGO~!
まずは玄関で玉木家の愛犬「アイちゃん」がお出迎えしてくれました。
毛並みのとても良い柴犬の「アイちゃん」です。

前々回、はじめてのご対面時には警戒して遠巻きにされたのですが、
前回訪問時からきっと玉木先生の後輩で人の良さそうなおじさんだとわかって
くれたのだと思います。
顔舐めの激しい歓迎(笑)を受けました。
その後、早速釣果のブリを見せていただきました。
夜中12時半ごろに2本、3時過ぎに1本、計3本をGETしたそうで、うち1本が
すでに私のために三枚におろしてパッキングされていました。
新鮮な積丹の天然ブリでありま~~す。常日頃お世話になっている
スタッフのKさんにもお裾分けさせていただきました。
ブリ大根かブリの照り焼きが食べたいな~と、妻の手料理が今から楽しみです。
「おかみさん(笑)、よろしく!」

玉木先生、ブリGET!
実際にいただいたブリで~す(「たまき矯正歯科ブログ」より)
気持ちの良い風が吹いていました。
いよいよ8月、皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
今週4日(日)に私が所属する札幌臨床歯科研究会で、「治癒の病理」
の著者として歯科界では高名な下野正基先生をお招きする特別講演会が
行われますが、私も当日「再生療法後の治癒への疑問」というタイトルで
プレゼンを行う予定です。
臨床に直結した基礎において、常日頃感じている疑問を下野先生に直接
お聞きすることができる貴重な機会として大変楽しみにしています。
昨日もそんなことで、お昼休みや診療と診療の合間のわずかな時間を
利用しプレゼンの準備を行っていたところ、常日頃お世話になっている
たまき矯正歯科の玉木先生からお電話が・・・。
「 昨日(正確には夜中~今朝がた)積丹でブリを釣ってきたんだけど、
先生良かったらどうですか?」というお電話。
「うほ~~~、ほ~い」

日曜日のプレゼン準備をストップし、また診療後の月末のカルテチェックと経理も
スタッフにお願いして

まずは玄関で玉木家の愛犬「アイちゃん」がお出迎えしてくれました。
毛並みのとても良い柴犬の「アイちゃん」です。

前々回、はじめてのご対面時には警戒して遠巻きにされたのですが、
前回訪問時からきっと玉木先生の後輩で人の良さそうなおじさんだとわかって
くれたのだと思います。
顔舐めの激しい歓迎(笑)を受けました。
その後、早速釣果のブリを見せていただきました。
夜中12時半ごろに2本、3時過ぎに1本、計3本をGETしたそうで、うち1本が
すでに私のために三枚におろしてパッキングされていました。
新鮮な積丹の天然ブリでありま~~す。常日頃お世話になっている
スタッフのKさんにもお裾分けさせていただきました。
ブリ大根かブリの照り焼きが食べたいな~と、妻の手料理が今から楽しみです。
「おかみさん(笑)、よろしく!」

玉木先生、ブリGET!
実際にいただいたブリで~す(「たまき矯正歯科ブログ」より)
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