2013.01.05
北海道神宮参拝
こんにちは、なえぼ駅前歯科の大村です。
毎日寒いですネ。当院は昨日から診療スタートしました。
ところで1月3日の夕方、北海道神宮に参拝に行きました。
混んでいましたね~、めちゃ込み(笑)。参拝の車は長蛇の列でした。
神前にて家族の健康と安寧をお祈りした後、参拝に参加した家族4人
(本当はもっとたくさんいます、笑)がそれぞれおみくじを引きました。
私はここしばらくよいくじを引いたことがなく(昨年は末吉でした)、
今年こそは大吉を!と思い(結構信じている)引いたところ「中吉」。
ところで皆さん、おみくじの順番ってご存知ですか?
大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
なんだそうです。
そう、中吉は実は吉より下なんです。
運勢・・・今年は我慢の年
仕事・・・予想外の損失がある
健康・・・大病に注意
学業・・・自己流に走るきらいがある
・・・・・・・・・・Σ( ̄Д ̄;)がーんっ! ・・・・・・・・・・・
なヌ~~。
1年のケチのつけ始めかよ~と思いつつ、枝に結んで再度おみくじを
引くことに。
「何回も引いて大吉になっても、何の意味があるの」と妻に笑われながら
もう1回今度は100円のおみくじを引くと・・・、
(注:幸福おみくじ(200円)の方が何か大吉の確立が高そうなのと、
中に入っている金色の縁起物が昔のおまけみたいで好きなんです)
「末吉」
・・・・・・・・・・ アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー ・・・・・・・・・・
まじか~!
そう言えば2年前、父が大きな手術をするということになり、ちょうど研修で
東京に行っていたので浅草寺にお参りしたところ、人生はじめての「凶」だったっけ。
でも父は今でも元気なので、おみくじなんてそんなもんだよ~~、と勝手に納得する
ことにしました。
ということで今年も「臥薪嘗胆」ということなのでしょう、きっと。
夜店で甘酒を買い、皆で談笑しながら歩いて帰りました。
でもこれって「幸せ」なことだな~と思うのです。
神様、ありがとう。

毎日寒いですネ。当院は昨日から診療スタートしました。

ところで1月3日の夕方、北海道神宮に参拝に行きました。
混んでいましたね~、めちゃ込み(笑)。参拝の車は長蛇の列でした。
神前にて家族の健康と安寧をお祈りした後、参拝に参加した家族4人
(本当はもっとたくさんいます、笑)がそれぞれおみくじを引きました。
私はここしばらくよいくじを引いたことがなく(昨年は末吉でした)、
今年こそは大吉を!と思い(結構信じている)引いたところ「中吉」。
ところで皆さん、おみくじの順番ってご存知ですか?
大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
なんだそうです。
そう、中吉は実は吉より下なんです。
運勢・・・今年は我慢の年
仕事・・・予想外の損失がある
健康・・・大病に注意
学業・・・自己流に走るきらいがある
・・・・・・・・・・Σ( ̄Д ̄;)がーんっ! ・・・・・・・・・・・
なヌ~~。
1年のケチのつけ始めかよ~と思いつつ、枝に結んで再度おみくじを
引くことに。
「何回も引いて大吉になっても、何の意味があるの」と妻に笑われながら

もう1回今度は100円のおみくじを引くと・・・、
(注:幸福おみくじ(200円)の方が何か大吉の確立が高そうなのと、
中に入っている金色の縁起物が昔のおまけみたいで好きなんです)
「末吉」
・・・・・・・・・・ アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー ・・・・・・・・・・
まじか~!
そう言えば2年前、父が大きな手術をするということになり、ちょうど研修で
東京に行っていたので浅草寺にお参りしたところ、人生はじめての「凶」だったっけ。
でも父は今でも元気なので、おみくじなんてそんなもんだよ~~、と勝手に納得する
ことにしました。
ということで今年も「臥薪嘗胆」ということなのでしょう、きっと。
夜店で甘酒を買い、皆で談笑しながら歩いて帰りました。
でもこれって「幸せ」なことだな~と思うのです。
神様、ありがとう。

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2013.01.02
重度歯周病であった患者Yさんとの15年
新年あけましておめでとうございます。なえぼ駅前歯科の大村です。
今年も口腔健康を通して、皆様の幸せにささやかながら貢献できますよう
スタッフ一同、研鑚努力してまいります。よろしくお願い申し上げます。

2013年最初のブログは、患者Yさん(年末最後の記事もYさん
でした。勿論別患者さんです
)のお話をさせていただきます。
もうすぐ初診から15年になります(「歯界展望」(歯科の学術誌)
2001年4月号の特集で紹介された3ケースのひとつです)。
「歯磨きをしていたら下の前歯が抜けてきた。抜けたところを埋めて
ほしい」。これがYさんの初診時の主訴でした。

1998年5月初診時
私も開業してまだ1年半、当時の私にとってはかなり難易度の高い
重度の歯周病に罹患していました。
「10年以上前から歯槽膿漏と言われて抜歯されているけど・・・。
もうだめなんだ、あっちこっちやられちゃってねぇ」と初対面は
完全にあきらめているご様子でした。
「必ず良くなるから一緒に頑張ってみませんか?」とお声をかけると、
しばし沈黙の後(あまり信じていただけていないご様子でした、笑い )、
「じゃあやるか、硬いものも噛みたいしなぁ」とのお返事。
当時59才と定年間際の受診であったことも、良いタイミングであった
のかもしれません。最初は本当に良くなるのか半信半疑だったYさんも
担当衛生士の丁寧な対応、説明、励ましにより少しずつやる気を出し、
症状の改善とともに信頼していただけるようになりました。

1998年5月初診時
右上奥の1歯だけは治療中に自然に抜けてしまいましたが、その他の
歯はすべて保存することができ、1年かけて治療終了、メインテ
ナンスとなりました。下の前歯の抜けたところは隣の歯を削らず、
矯正治療により埋めました。

1999年6月治療終了時
上の入れ歯の人工歯にはプラスチックではなく、金属を使用しています。
これはプラスチックの材料だと、摩耗してきて顎位(噛み合わせ)が
右側に流れてしまい、ブリッジにトラブルが起きやすいためです
(保険ではできない設計ですが・・・)。
治療終了後から現在まで14年の経過の中で、左上犬歯と左上奥歯の
1歯が失活(神経が死んでしまうこと)し、それぞれ根管治療と奥歯は
再生療法も行ってはいますが、上顎のブリッジは1999年当時のまま
14年間維持されています。
治療終了後9年目に左下奥歯の根分岐部(根と根の股の部分)がむし歯
から失活し(分れ目が低いにもかかわらず、歯ぐきの上に出てきていた)、
保存不可能ではなかったのですが、もともと上の歯と噛んでいない歯で
したので抜歯しました(14年で抜歯したのはこの1歯のみ)。
下の前歯、右下奥歯は治療終了時、根尖までほぼ骨がありませんで
したが、プラークコントロールをしっかり行い浅い歯周ポケットを維持
すれば、長期に保存が可能であることをYさんの経過は教えてくれます。

2012年12月現在(初診から14年7ヵ月経過)
現在、右下犬歯、小臼歯が内側に少し倒れてきており、矯正治療を
ご提案中です。左下奥の根分岐部病変(根と根の股の部分の歯周病)は
注意してメインテナンスしていますが、積極的な再治療はできるだけ
遅らせたいと考えています。
川釣りの大好きな方で、やまべのシーズン時には2カ月位、ほぼ車中泊、
テント生活で釣りをされます。
「その時は満足にブラッシングができないんだよねぇ」とこちらがドキッ
とするようなことをおっしゃられたり、「ガムを噛んで歯を鍛える」とか、
りんごやスルメなどの硬いものがお好きなようで、「体と同じで歯も弱って
きたらそこそこにお願いします」とこちらからお願いすることもたびたび
です(笑い)。
「長くはもたないと思うよ」「だめになったらだめになった時」と相変わらず
達観されてはいますが、初診から15年、歯も補綴物もしっかり持って
います。
食することは生の根源であり、そのために歯は非常に大切な器官です。
そしてこれを良好に維持するのが歯科医療の役割です。
適切な歯周治療、適切なメインテナンス治療を受けなければ、今頃Yさんは
総義歯に近い状態になっていたかもしれません。
仕事を引退し、残りの人生楽しく暮らしたいという、あと数日で74才に
なられるYさんの幸せに、口腔健康を通してささやかながら貢献できている
のかなと嬉しく思う次第です。

今年も口腔健康を通して、皆様の幸せにささやかながら貢献できますよう
スタッフ一同、研鑚努力してまいります。よろしくお願い申し上げます。

2013年最初のブログは、患者Yさん(年末最後の記事もYさん
でした。勿論別患者さんです

もうすぐ初診から15年になります(「歯界展望」(歯科の学術誌)
2001年4月号の特集で紹介された3ケースのひとつです)。
「歯磨きをしていたら下の前歯が抜けてきた。抜けたところを埋めて
ほしい」。これがYさんの初診時の主訴でした。

1998年5月初診時
私も開業してまだ1年半、当時の私にとってはかなり難易度の高い
重度の歯周病に罹患していました。
「10年以上前から歯槽膿漏と言われて抜歯されているけど・・・。
もうだめなんだ、あっちこっちやられちゃってねぇ」と初対面は
完全にあきらめているご様子でした。
「必ず良くなるから一緒に頑張ってみませんか?」とお声をかけると、
しばし沈黙の後(あまり信じていただけていないご様子でした、笑い )、
「じゃあやるか、硬いものも噛みたいしなぁ」とのお返事。
当時59才と定年間際の受診であったことも、良いタイミングであった
のかもしれません。最初は本当に良くなるのか半信半疑だったYさんも
担当衛生士の丁寧な対応、説明、励ましにより少しずつやる気を出し、
症状の改善とともに信頼していただけるようになりました。

1998年5月初診時
右上奥の1歯だけは治療中に自然に抜けてしまいましたが、その他の
歯はすべて保存することができ、1年かけて治療終了、メインテ
ナンスとなりました。下の前歯の抜けたところは隣の歯を削らず、
矯正治療により埋めました。

1999年6月治療終了時
上の入れ歯の人工歯にはプラスチックではなく、金属を使用しています。
これはプラスチックの材料だと、摩耗してきて顎位(噛み合わせ)が
右側に流れてしまい、ブリッジにトラブルが起きやすいためです
(保険ではできない設計ですが・・・)。
治療終了後から現在まで14年の経過の中で、左上犬歯と左上奥歯の
1歯が失活(神経が死んでしまうこと)し、それぞれ根管治療と奥歯は
再生療法も行ってはいますが、上顎のブリッジは1999年当時のまま
14年間維持されています。
治療終了後9年目に左下奥歯の根分岐部(根と根の股の部分)がむし歯
から失活し(分れ目が低いにもかかわらず、歯ぐきの上に出てきていた)、
保存不可能ではなかったのですが、もともと上の歯と噛んでいない歯で
したので抜歯しました(14年で抜歯したのはこの1歯のみ)。
下の前歯、右下奥歯は治療終了時、根尖までほぼ骨がありませんで
したが、プラークコントロールをしっかり行い浅い歯周ポケットを維持
すれば、長期に保存が可能であることをYさんの経過は教えてくれます。

2012年12月現在(初診から14年7ヵ月経過)
現在、右下犬歯、小臼歯が内側に少し倒れてきており、矯正治療を
ご提案中です。左下奥の根分岐部病変(根と根の股の部分の歯周病)は
注意してメインテナンスしていますが、積極的な再治療はできるだけ
遅らせたいと考えています。
川釣りの大好きな方で、やまべのシーズン時には2カ月位、ほぼ車中泊、
テント生活で釣りをされます。
「その時は満足にブラッシングができないんだよねぇ」とこちらがドキッ
とするようなことをおっしゃられたり、「ガムを噛んで歯を鍛える」とか、
りんごやスルメなどの硬いものがお好きなようで、「体と同じで歯も弱って
きたらそこそこにお願いします」とこちらからお願いすることもたびたび
です(笑い)。
「長くはもたないと思うよ」「だめになったらだめになった時」と相変わらず
達観されてはいますが、初診から15年、歯も補綴物もしっかり持って
います。

食することは生の根源であり、そのために歯は非常に大切な器官です。
そしてこれを良好に維持するのが歯科医療の役割です。
適切な歯周治療、適切なメインテナンス治療を受けなければ、今頃Yさんは
総義歯に近い状態になっていたかもしれません。
仕事を引退し、残りの人生楽しく暮らしたいという、あと数日で74才に
なられるYさんの幸せに、口腔健康を通してささやかながら貢献できている
のかなと嬉しく思う次第です。

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