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2012.09.29

ゲリラ豪雨

 9月の残暑もようやく終わり、気がつけばもうすぐ10月。
朝晩は肌寒い今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
なえぼ駅前歯科の大村です。

突然ですが、先週の日曜日ゲリラ豪雨に会ってしまいました。
その日はお天気もまずまずで、午後からいつものようにランニングに
出掛けました。自宅(JR琴似駅の近くに住んでいます)を出発し、
JR線沿いに発寒中央、発寒駅まで行き、下手稲通りを折り返す10キロの
コースが定番なのですが、その日は体調も良く、手稲駅近くまで行って
折り返しました(往復15キロくらいでしょうか)。

ところが発寒あたりから急な雨が・・・。
気にせず走っていると体に当たる雨が何か痛い (゚ペ)ありゃ? 
よく見ると何と、雹だ~! DIMG0103.gif

慌ててスピードを上げたのも束の間、息苦しいほどのゲリラ豪雨が・・・。

なすすべなく最初は大きな木の下にいたのですが、今度は雷が~!
ピカピカごろごろ~~~。DIMG0057.gif
ヒ~~~。

ぐしょぐしょになりながら近くにあった体育館の小さな庇の下で待機。
その体育館は現在使用されていないのか、カギがかかっており
真っ暗で誰もいません。
みるみるうちに水が溜まってきても雨は一向にやむ気配がなく、
そのうち20㎝以上はあろう普段見たこともない大きな野ネズミが、
突然の状況に慌てふためき私の目の前で右往左往する始末。

私自身も半袖、半ズボンのぬれ鼠状態で、途中から寒さに震えつつ
ひたすら(たぶん30分以上)待機していたでしょうか。何も持たずに
走り始めたのでどうすることもできず、最後は意を決して下手稲通り
まで出てタクシーを拾おうとしました。

ところが誰も止まってくれません・・・get0045.gif
それはそうでしょう、びしょびしょですので誰も乗せたくないですよね。
何度も顔と髪を手で拭い、ランニングシャツを手で絞ってタクシーを拾おうと
試み、4台に無視?された後、何と5台目のタクシーが止まってくれたのです。
ヤタ━━━━━━━━━ヽ(・∀・)ノ━━━━━━━━━

無事自宅に帰ることができその後苗穂に仕事に向ったのですが、中央区、東区は
全く雨も降らなかったようで、いったいあのゲリラ豪雨は何だったのでしょうか・・・。

 それにしても50才のおじさんが一人取り残され、タクシーにも相手にされず
ジタバタしている様子70P700709_DCE_20120929151902.gifは恥ずかしくて誰にも見せられませんね。

大変な、でも貴重な体験をした1日でした。



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Posted at 16:02 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.09.02

よみがえれ、歯!Part2

 9月に入っても相変わらず残暑が厳しい今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。

今回は、今年3月18日にアップした「よみがえれ、歯!」
の続編です。前回は抜歯宣告されるような歯も、いろいろな
テクニックを駆使することで保存することが可能になってきている
というお話をさせていただきました。本日は前回登場した4名の
患者さんのその後の治療経過をご報告したいと思います(前編の
「よみがえれ、歯!」も併せてご一読下さい!→カテゴリ
「破折歯保存、歯牙再植、再生療法」に一括掲載)。

(症例1)
右下犬歯のうしろあたり歯ぐきが腫れるという主訴で、近医、
大学病院を経て当院にサードオピニオンということで来院された
患者さんです。左下奥にも同様の主訴がありました。

症例1 右下4
初診時右下   現在(治療終了、冠が装着されている)

矢印のところ、土台の金属ポスト先端でU字型に歯根破折を起こして
歯ぐきが腫れていました。この箇所、及びもう1箇所の計3箇所で
5~7mmの深い歯周ポケットを認めましたが、口腔内接着法にて修復、
破折部分の歯周ポケットは完全に消失し、現在レントゲン透過像も
ほぼ正常となって冠が装着されています。

この患者さんは左下奥にも歯ぐきが腫れるという症状がありました。

症例1 左下5
   初診時    金属の土台をはずした状態  回転再植直後

右下と同様、金属ポスト先端でU字型に舌側(内側)で歯根破折を起こしており
歯周ポケットは7~10mmとかなり根尖に近いところで歯根破折していました。

こちらは回転再植という方法で破折部分を直接口腔外で接着させました。
併せて噛んだ時に力がかかる舌側部(下顎は舌側、上顎は頬側での歯根
破折が多い)に破折していない頬側部を180度回転して位置付け、また
フェルールを確保する(歯ぐきの上に健全な歯質を最低1mm確保する)ため
わずかに挺出させています。
この歯も現在歯周ポケットは消失、症状も落ち着いてファイバーの土台を
装着、経過観察中です。

(症例2)
手稲から来院されている患者さんで、左上奥にフィステル(瘻孔、ろうこう)
を認め、再根管治療を行うも奏功せず再植したケースです。
上顎洞との間に一部骨の裏打ちがありませんでしたが、現在フィステルも
深い歯周ポケットも消失し、無事冠が装着されています 

症例2 左上7
  再根管治療後        再植後          現在
                      (治療終了、冠が装着されている)
この患者さんは症例1同様、右上奥にも歯ぐきの腫れを認めました。

症例2 右上7
  初診時      根管治療後2ヶ月
           (再生療法後1カ月)

この歯は根管治療の再治療と歯周病も重症でしたので、根管治療後に
再生療法も併せて行いました。
歯周外科処置時、頬側根の一部は根の先まで骨がない状態でしたが、
現在再生療法による骨の再生を待って経過観察中です。

左上奥はよく見ると、根の先端の開口部(矢印)がまっすぐではなく
(向って右側に)曲がっているのが認められます。
今回は無事抜歯とならず保存できましたが、右上奥同様、最初に行った
抜髄処置の良否がその歯の一生を決めてしまうと言っても過言ではないと
あらためて感じました。

(症例3)
この患者さんは厚別からの来院です。
13年前に全顎治療を行い、10年以上1歯もトラブルなく経過して
いましたが、ここ3年ほどメインテナンスが中断していました。
左下奥に違和感と噛むと痛いという主訴がありました。

症例3 左下7
   再初診時       根尖に至る破折       現在
            幅の広い歯周ポケット  治療終了、冠装着
              (陳旧例)
破折を疑ってからの経過が長く(4年)、根尖に至る幅の広い歯周ポケット
と大きな骨欠損を認めたため、抜歯、インプラント、歯牙移植という選択肢も
ご提示した中で、現在ある歯を残せる方法を希望され、再生再植を治療選択
されました。
現在は歯根周囲の骨の透過像も消失し、ブリッジが装着されています 

(症例4)
この患者さんも手稲からの来院で左下奥の歯が割れているという主訴での
来院でした。

症例4 左下4
 初診時左下
さすがにこの歯(矢印)は残すことができないと判断し、抜歯させていただきました
(歯根全体が真っ黒に感染、変色していました)。

左下インプラント埋入後
   埋入1カ月後

左下奥の現在の状態です。歯根破折していた部位には骨が全くないため、
そのうしろに2本インプラントを埋入しました(インプラント後方の歯の骨欠損部は
埋入時に併せて骨補填しています)。

このケースは左下奥の歯が歯根破折を起こした大きな要因として、1本手前の
健全な犬歯(星印)が内側に倒れていて噛み合わせにうまく参加していない
という問題がありました。
奥のインプラントを固定源として、前歯の叢生と併せて犬歯を後方に移動させる
ため、矯正治療をご提案中です。

年齢的にも40代ということで、ワイヤー+ブラケットによる矯正を嫌がる患者
さんもおられますが、アソアライナーにより見ために目立たず矯正治療を行うことも
可能です。

 今回の内容はちょっと専門的で理解できない部分もあるかもしれません・・・。
(わかりやすくかつ簡潔に書く文才がなくてごめんなさい)
これらの治療は保険では認められていない治療ですが、いわゆる保険の疾病治療
とは違い、難しいケースに対応した歯を残すための最善の治療と言えると思います。
こうやってできるだけ年齢を重ねても歯を失くさないでいることが次の歯の喪失を
防止し、一生入れ歯のない快適な生活を送るために大切なのです。

また今回のケースのように歯根破折や根管治療、歯周病が重症化する前に、
まずは基本的な治療を時間をかけて丁寧に行い、その後にできるだけトラブルのない
よう、一口腔内全体を見る目のある歯科医師のもと、長期にメインテナンスの継続を
行うことが大切だと日々実感し、実践している次第です