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2012.07.16

PDM札幌創立2周年記念例会

 今日は昼から雨の予報、朝のうちに走って来なければと思いながら
ブログを書き始めました。
こんにちは、なえぼ駅前歯科の大村です。

先週7月8日(日)、PDM札幌創立2周年記念例会をモリタ(会場)
にて行いました。世田谷区で開業されている真坂信夫先生をお招きして
の記念例会となりました。

PDM札幌創立2周年記念例会

真坂先生は、破折歯(割れている歯は残せないので抜歯という常識)を
スーパーボンドにてはじめて接着保存しようと試み、30年の臨床実績を
積み重ねてこられた先生です。
先月6月号の歯界展望(歯科ではメジャーな学術誌です)にも
「歯根破折歯を救う!」というタイトルで、巻頭25ページに渡る特集
を執筆、掲載されています。

「一歯一生・一生一歯」、唯一無二の歯を生涯に渡り維持していくことに
全力を注ぐという診療理念は、私の思いと非常に共有するものがあり、
私が尊敬する歯科医師の一人であります。

その真坂信夫先生に、現在“良質な臨床と健全な経営の両立を目指して”
我々有志で立ち上げた研究会「PDM札幌」の顧問をしていただいています。

 少々前置きが長くなりましたが、午前中は歯根破折を起こさないための
築造法(土台部分)としての根築1回法(ファイバーポストを応用し、
生体親和性と接着力に優れたスーパーボンドにて根充と築造を1回で行う
システム)の実習を行いました。

実習風景
         実習風景(デモ見学)
   中央が真坂先生、向かって左の縞々が私

この根築1回法(i-TFCシステム)は真坂先生により開発、製品化
されたもので、1985年保険に金属ポストが導入されて以来、年々金属
ポストが原因と思われる歯根破折が増加している(現在抜歯となる原因と
して、歯根破折は歯周病、むし歯に次ぐ第三位となっています)ことを危惧、
懸念して開発されるに至ったものです。

 お昼はライカのマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)について、ランチョン
セミナーが行われました(お弁当を食べる間もなく勉強漬けです!)70P700709_DCE.gif

 午後は根築1回法のベースとなる根管治療に関して、また破折歯接着
保存法のベーシック、アドバンス(ここまでが良質な臨床)、その後健全な
経営の考え方、構築方法など、歯科医療の多岐に渡って我々の進むべき
方向性をご示唆いただきました。

 その後会場をグランドホテルに移して、「PDM札幌のあゆみ」と題し
これまで会で行ってきたことを中心に、4名の会員による発表が行われ
ました。

19:00 過ぎからグランドホテルの料理を舌鼓、最後は宴たけなわの中、
懇親会出席者全員で記念撮影を行い、無事大きなトラブルもなく
21:00 に記念例会はお開きとなりました。

懇親会集合写真
 
 真坂先生、朝から夜まで一日中、本当にお忙しい中ありがとう
ございました。73才とは思えない(失礼!)パワフルなお姿は、
私も20年後、心から大好きな歯科という仕事を先生のように
生き生きとすることができたらと思ってしまいました。


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Posted at 11:51 | イベント | COM(0) | TB(0) |
2012.07.14

患者Ⅰさんのお話

 最近暑くなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
今日は患者 I さんのお話をさせていただきます。
先日2ヶ月ぶりにメインテナンス来院された患者 I さんは、メインテナンス当日が
68才の記念すべき誕生日でした

平成16年札幌転勤に伴い、旭川の歯科医院さんからのご紹介にて来院され
現在も中沼から通われています。
上下左右大臼歯部に難しい歯周病(重度根分岐部病変)を抱えていますが、
2~3ヵ月ごとのメインテナンスを継続され、8年間ほとんど進行せず現状維持
できています。

I さんは話上手、博学で、ついつい私も話に引き込まれ診療がストップして
しまうことも度々です。
ご出身が名寄で私も生まれて4才まで住んでいましたので、昔の名寄の話も
いろいろ聞かせて下さいます。

小学校の頃(60年近く前ですね  )は寒さのため、3学期は1/3位
休校で、-20℃以下、-25℃以下、-30℃以下と寒さの状況に応じて
小・中・高校とも1時間遅れや閉鎖、集団下校になったそうです。
またバスもないため厳寒の中を歩いて耳が凍傷になった話や蒸気機関車の話、
ダルマストーブなど、昭和30年代の懐かしい話を教えていただきました。

私も昔両親から、冬は馬そりに乗っていたことや朝起きたら家の周りが真っ暗で
(一晩で玄関、窓がすべて雪で閉鎖されてしまった!)天井から外に出たこと、
私が生まれた日も猛吹雪で、お産婆さんにやっときてもらって生まれたこと、
また寒さのため家に買い置きしていたサイダーが、朝方パン!パン!パン!
という音と共にすべて破裂してしまった話などを聞かされていました
(半世紀前の名寄は厳しかった!)。

昔はたんぼの雪に上から穴を開け、続いて横に堀り進めるとかまくらができた
そうですが、今は雪の量も昔に比べると少なくなってしまい、昔のようには
できなくなってしまったと、その時はちょっと寂しそうに話されていました。

 戦後の復興がまだ途上で国民皆が貧乏であった昭和30年代~40年代
前半を経験している私にとって、50年経った今の日本、正しいことが見えなく
なっている混沌とした時代、お互い弱みを見せられないストレス社会にあって、
Ⅰさんのお話はいつもほっとさせてくれる温かさがあります。
私が大変だった時にも変わらず接して励まして下さりありがとうございました。

最後に1年前ホームページ立ち上げに際し、I さんが書いて下さった
「患者様の声」を掲載させていただき、本日の話を締めたいと思います。

患者 Ⅰさんの声

 これからも体と歯の健康(歯は任せて下さい!)を維持して、12年後
(その時私も63才になっていますが)、80才で現状のままの28歯残存を
目指していただきたいと思います
Posted at 13:19 | 歯科記事 | COM(0) | TB(0) |