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2012.01.01

「歯は思っている以上に長くもつ」~患者M.Kさん(80→92才)の治療例~

 新年あけましておめでとうございます。なえぼ駅前歯科の大村です。
今年一年の皆様のご健康、ご多幸をお祈り申し上げますと共に、
今年もお口の健康を通して、皆様の健康と幸せに貢献できればと思います。

 2012年最初のブログは、当院の患者M.Kさんのお話をさせていただきます。
M.Kさんは大正8年生まれ、もうすぐ93才になられる当院最高齢の患者さんです。
1999年(平成11年)、80才の時に来院され今年で13年目になります。
初診時は上の入れ歯が割れてしまい、修理してほしいということでした。
上に5本、下に2本歯が残っており、右上、左上の2本はすでに支えの骨が
全くなくグラグラで、他の歯もかなり歯周病が進行していました。
上の2本をやむなく抜歯させていただき、入れ歯の修理を行いました。

初診時上顎
  初診時の上顎

 その後2000年に再来院され、上下の入れ歯を新製した際、右下奥の歯も1本抜歯
しましたが、この時残った4本の歯の歯周病治療を丁寧に行いました。

再来時下顎
再来時の下顎(写真右の歯は抜歯、左の歯は保存を試みる)

 治療終了後10年以上、定期的なメインテナンスに来院された結果、残った4本の歯は
現在も健康な歯周組織を維持しています。

治療終了後11年目の現在
治療終了後11年目の現在(上下顎)


 唯一の下の残存歯(右下一番奥)は、治療終了後も正直長期保存は困難と考えていました。
しかしながら丁寧な歯周病治療とその後のメインテナンスの継続により、現在まで歯の
ぐらつきもなく、入れ歯の支えとしてしっかり機能しています。

治療終了後11年目の現在(上顎義歯、下顎残存歯)

現在の上下顎義歯と右下奥残存歯の写真

 下の入れ歯のみ4年前にソフトデンチャーに再製(右下奥の内冠はそのまま)しましたが、
それ以外は11年前のままです。入れ歯は体の一部のようにいつもきれいに清掃されており、
一生懸命作った私としては「いつも大事に使っていただきありがとうございます」と感謝の
気持ちで一杯です。 

 私のことをいつも心配して気にかけて下さり、患者さんというのは本当に有り難いと
しみじみ思います。医患協同で歯を残すことにこだわってメインテナンスし続けた結果、
長期保存は不可能と思っていた歯が現在も長期に維持されていること、本当に嬉しい限りです。

 残っている歯と同様、体の方も健康を維持され、今年もお元気にメインテナンスにきて
いただけることを願っています  


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